陰謀論花盛り

近頃趣味の集いで車に相乗りになることが多かった。女性が多いせいか耳年増になる。集中力がなくなったと言ったら「○○サン妊娠したんじゃなーい？」「こんな高齢で自然妊娠はないわー」などとからかわれる。いや、年齢以前にもっと根本的な障害があると思うのね身ごもる為には。ていうか妊婦って集中力ないの？
「なにもかも忘れるよ」「運転も危ないって」えー?! それって生存競争にすごい不利じゃね？おいしそうな子持ちししゃもが手ですくえるくらいトロくなるのと同義？人類どうやってここまで繁栄したんだ？突然妊婦さんに電車の席を譲りたくなった。電車めったにないし、席数以上の券は売ってないけどねアメリカ。あとブラのサイズが複雑怪奇だということも教わった。

水道水怖い

ただいいことばかりではない。水道水飲むとガンになるとか野菜はファーマーズマーケットでオーガニック買わなきゃビタミン皆無とか、もうムチャクチャ言いたい放題の人も乗ってくる。自分以外の皆が口々に賛同し始めると酸欠金魚みたいに口がパクパクしてしまう。ロケットの固体燃料を理想のミックスにできるソフトが開発された話を振って来た天使と昨日読んだばかりの付け焼き刃の知識で会話出来て喜んでいる最中に9/11の飛行機の燃料がどうだとか割り込んでくる男がいる。ケンカしてもしょうがないので必死でDHMOの話をしたがる口を押さえて悶える。もちろんダマクラかしたまま逃げ仰せる自信はあるが、あとが恐い。

いったいいつからそういう話を端から信じ込む連中がこれほど増えたのだろうか。月に人類が到達したなんてウソだとか、言うだけならまだしも陰謀論を信じない人間を糾弾までする。あのう、そのお方は実際に月まで行った人ですよ？宇宙飛行士曰く「は？やらせ？だとしたら（バレる危険を冒して）９回もやる訳ないだろJK」そりゃそうだ。何しろ全世界中継。しかもそのうち一回は着陸どころの騒ぎじゃなくなってるし。まあそんな言葉で陰謀論者を折伏できるなら苦労はない。だが自らの命を賭けて人類未踏の空間に挑んだ人間達を侮辱するのもいい加減にしたまえよ。その人達のおかげで自信持って「 U S A！ U S A！」って恥ずかしいくらい連呼できる根拠のひとつが確定したんじゃんまったくもう。
とにかく政府と大企業は悪の根源だそうだ。でも社会福祉年金も貰うし無料医療も享受するし有名メーカーの車にも毎日乗る。巨悪たる石油会社のガソリンスタンドにも毎日お金を落とす。温暖化を防止するために自転車に乗り始める奴なんか見たことない。プリウスは免罪符じゃないんだぞ。

お前が言うな

なんかねー、失業保険が切れないように時々どっかの会社に面接に行くけど就職する気はまったくないハハハ、あ、海の見える別荘買ったけど心身障害者住まわせてるから家のローン払っておつりが来るくらい政府から福祉手当が出るんだぜ、しかも俺の口座に振り込みwとか仕事中に私用の長電話してて落っことしたピアス取ろうとしたら機械に手挟んで薬指の先なくしたおかげで補償金が出て左うちわ♪とか平気で言う連中に政府と大企業は俺達を騙してるって言いつのられてもねー。精神疲労が激しいので相乗りはやめた。

塩素怖い

疲れを水に流そうとプールに行ったら水着の脱水機が撤去されていた。誰かが誤操作して指がちぎれたので安全の為ビニール袋の配布に切り替えました、との張り紙。知ってる人はわかるだろうが、ステンレス製でがっちりとフタがあり、それを閉めてさらに上からぐいぐい押し続けないと作動しない。指が挟まるどころか水着がはみ出していても蓋が閉まらない。自分程度の想像力では到底何が起きたか理解できなかったがたった一人の異能者のせいでじゃぶじゃぶの水着をそのままバッグに詰め込まねばならないことは理解した。納得いかないまま更衣室を出るとロビーでプールに塩素を入れるなんて毒ガスが出る自殺行為だからうちの子は絶対に近寄らせません、と息巻くおばさんの手を取って「ありがとう、塩素処理無しでお宅のお子さんがウ○コやおし○こしたプールに入るのは自殺行為ですからね」とつい言いそうになるのをかろうじて我慢する。

愚痴ウザイ。シールズの話題まで飛ぶ

放射線怖い

いまだにこちらのニュースでは福島怖いの連呼でみんな日本というとどこもかしこも放射性物質に汚染された廃墟のように思っている。日本のことを佐渡ヶ島サイズだと思っているのだろう。だが反論するのにも疲れてしまった。お前達は津波で亡くなった人々の数を知っているのか？ダンプに跳ねられた人に「排気ガスは体に悪い」と説教してどうするんだ。福島の状況を科学的に理解出来たのはスリーマイル島のごく近所に住んでいた親戚と毎日放射線を扱う歯科衛生士だけだった。
3/11直後「日本人はすぐアメリカと比較して自国製品の自慢をするが、メルトダウンしない原子炉は作れないんだな」とドヤ顔で言われた時は本気で呆れた。ああ、悪いがこれからも自慢させてもらうよ。何しろあれはGE製品だからな。本来ならとっくに引退させているべきだったし不手際が重なった引け目は感じるが。あとで聞いてみるとそいつは地元でも鼻つまみのモノホンの犯罪者で言動に納得いったが、この件に関しては知性に関わりなくまともな話が出来ない人が大勢いる。

歴史が変わった日

まともな話が出来ないと言えば、十数年経っている9/11に関する陰謀論をいまだに振り回す人がいることが信じられない。あれほどの悲劇を２−３年ですっかり忘れる世間も大概だが。まあいつまでもトラウマを引きずっていては生活できないので記憶の安全弁が作動するのかもしれない。9/11について書くと真っ暗になるのでここでは控える。当時周辺にいて経験した人であれば今更であろうし、他の国で時折のニュースとして接した人たちには感覚的な理解は難しいだろうから意味はない。それほどの文筆力もない。

いくらNHKを付けっぱなしにしてオンライン情報を漁った所で、大きな被害に遭われた方々は無論の事、少し離れた地域で3/11を体験し帰宅難民化し買い占めを目撃し計画停電に振り回された日本の人々と引き比べても、海の向こうでエア被災し何も出来ない無力感に苛まれただけの自分が同じ言葉を語れるはずはない。9/11も同じだ。

ええ、確かに犯人像に驚きましたよ。アラブを少しでも知る人はみんな驚いてました、正直言って。だってアラブにあんな統制があるなんて。あれほどうまく行くなんて。だからってアメリカ政府が船頭だったとまで飛躍するのは映画やテレビの見過ぎ。３/11は地下核爆発のせいでした並みのトンデモ。どちらも死者に対する冒瀆としか思えない。

うぇぽん読みたくなった

もし政府が関与してたらアラビア語（方言含む）を解する工作員の育成と書類整備にまず十年を要し、その後予算で揉めて計画実現まであと十年は下らず、下手すると外国人を雇ったというので組合（ないない）がストライキして二十年くらい遅延し、その頃には世界状況が一変しており意味がなくなったであろう。そもそも何の意味があるのかまるで分からないが。

お察し致しますドーキンスさん

え、計画を聞いた人がいる？もちろんです。西にエイリアンが出れば拉致されたと言い、東にエルビスが現れればサインをもらったと言い張る人が出るのです、アメリカでは。『神』の啓示や計画を聞いた人が何人いると思ってるの？進化論の載った教科書を教師と司書が燃やす国ですよ、ここは。

まあ昔日本でもヒットラーは南米で生きていてUFOは隠れナチの兵器って本書いた人がいるけどー、売れ行きが最近アレなんで今回は大胆な仮説をたててみたんですよー（笑）って本人が言ってたからいいんじゃないかと。コシミズさんもそのくらいお茶目なら楽しいのに。

そりゃ自分だって小中学生の頃は死海文書とかノストラダムスとか陰謀論とかの本読んでましたよ。おもしれー！なんでこういう本もっとたくさん売ってないんだろうって（笑）でも普通卒業するよねそういうの。んでもって当時の言動は黒歴史として封印すると。あー６歳くらいに戻って人生やり直したい。いや、５歳に戻ってあのタクシーに置き忘れたお年玉を回収しないと！

市販の帽子は無理な頭

え、構造や映像に無理が？そうだね、マルハナバチも理論的に飛行が無理だと昔言われてたね。でも飛んでるよ？自分の経験でいうと「身長XXcm」って言ったら「ウソ！絶対そんなに背が高いわけない！」って言い張られたことがある。パスポートにも記載された公式スペックなんですけど。。。結局測ってみるまで信用してもらえなかった。どうせ顔がデカいよ。

全貌の追求と解明は必要としても、昨日の殺人事件だって迷宮入りするかもしれないレベルであんな前例のない事件の全てを今までの常識で説明できる訳がない。”怪しい伝説”だって思ってたのと違う結果が出たりするでしょ。手抜き工事のせいで高速崩れて安全神話も崩れた国があったよね。同じ建物と飛行機で全てを再現検証（出来れば複数回、手抜き工事バージョン含めて）するわけにいかない以上、どこかでキリを付けて前に進まねばならない。空港ばかりセキュリティを強化し続ければいいというものじゃない。また同じ手で来るとでも？いつまでも昨日の戦争を戦っていてもしょうがない。反省を踏まえて未来をいかに良くするかが課題なのだ。

え、石油利権？ …あのさ、もう既に利権持ってる人は産油国の政治地図変わると困る方が多いし、アメリカは埋蔵量悪くないのよ。自前で賄えるのに買ってくれる自国民犠牲にしてどうすんのよ。日本と違ってさ、人命は割と貴重なのよ。そんなこと言ってる間にサンゴにKYとか国際問題にまで発展する捏造記事書いた新聞を糾弾してよ。本物の陰謀じゃん。

陰謀？箝口令＝無理。はい論破

だいたい話を聞かされた全員がことが起きるまでおとなしく口を噤んでいられるわけがない。アメリカだよ？途中で何度政権が変わると思ってるの？議員なんか隔年で入れ替わるんだよ？ その度に外交態度が一変して予算は消えるわ他国の紛争に介入は禁じられるわで実現性は非常に乏しい。それにね、基本的にアメリカ人は外国とかどーでもよくて、国内がうまく回ってればそれでいいの。そうじゃないと再選されないから。ゴルバチョフさんもそれでしたね。例えが古いったら。

古くはイラク軍幹部がサダム・フセインに対しクーデターを起こそうとして支援を求めたところが政権はクリントンに変わっており内政不干渉と見捨てられ蜂起できずその後は皆さんご存知の通り。いえ、あのへんの問題に介入しないというのは基本的には正しい。余計な援助した先にウサマ・ビン・ラディンがいたりしないとは限らないしー。まあ意図的かどうかはともかく国外に金使わないという点にかけてはビルさんはよく頑張ったと思うのですが。。。今は対岸の火事が向こうから飛んで来ちゃうからね火の粉まき散らしながら。

金＞＞＞＞＞シールズの絆＞守秘義務

じゃ現実にどんだけ箝口令に効能があるかというと。最近シールズの隊員が続けざまに機密保持の誓約を破ってミッションの内容を事細かに暴露した本を書いたりビンラディンの暗殺に関わったのは自分だと言い出したりして問題になっている。デルタフォースの人も含め、おおむね退職後に余計な投資に手を出したり見通し甘く貧乏になって金に目が眩んだ奴らである。

当然非難轟々で奥さんが「だって、命を賭けたのに国は何にもしてくれないし、本当に貧しくてつい…（涙）」などと言っているがあと４年で年金貰えるのに居座らず、契約更新ボーナス*蹴って自分から辞めておいて今さら何を言う。華麗なる転身が出来なかったのを国のせいにするなっての。だいたいお国の為に命を賭けているのはなにも特殊戦部隊の人間だけじゃない。シールズや上陸作戦を行う海兵隊は当然直接的な危険度は高いだろうが、自分から志願しておいて何をかいわんや。長い訓練期間を含め、いくらでも辞める機会があったはずだ。

*　まずBUD/Sを突破しさらなる訓練ののちめでたくネイビーシールズの一員になれたところで450万円、さらに年期を積んでからの契約更新には数百万円のボーナスが出ます。知識と経験の豊富な人材を逃さないためですが、今年からその金額が１千万越えになりました。ついでに欲しがられてる技能があればそれとは別に最高で２千万ほど貰えます。まああれですね、大抵の人はいつまでもアクション三昧したいので、書類仕事ばかりの上役になど昇進せず階級は低いままで居残ろうとしますから、いくらいろいろ毎月のお手当がつくとはいえ基本給はたいしたことありません（米軍基本給与表参照）し、したがって年金で左うちわとまではいきません。いつ死ぬかもわかりませんし。生きてる間に貰っておくのが上策でしょう。

検閲？そんなコトしたら9/11リリースに間に合いません

もちろんこの人達は 国民の自由を守る（キリッ）なんてのはリップサービスでアクション大好きが嵩じてシールズになったのだろうから、そういうミッションから外される年齢になったらはいちゃサヨナラ、機密保持義務の宣誓ももなんのその、自分に都合の良い解釈をして「○○で降下してxxから潜入、各人の装備はアレとコレであーしてこーしてターゲットに迫ったなんて微に入り細に至る説明しちゃったけどこの程度の装備俺らが持ってんの秘密なわけないしテロリストは誰も読んでないよねー♪」てな本を平気でクリスマス商戦前に出す。最初はあざとく9/11に出すつもりだったらしい。捕らぬタヌキの皮算用が絡むと人は判断力がかなり鈍るし、出版社の人間も都合のいい前例ばかりをささやいて言いくるめたんだろう。げに恐ろしきは金の魔力。そんなだから所詮は殺戮機械などと言われ、沈黙の掟を守り続けるシールズたちの尊厳を貶めてしまう羽目になる。

堕ちた英雄

だけど今現在ISISや海賊なども含めいろいろな対応を迫られているのに手の内を明かしてどうするつもりなのか。元同僚や後輩が死んでもいいというわけか。チャリティーと言えば何でも許されるとでも思っているのだろうか。賭けてもいいけどチャリティーに行く金より自分の懐に入る金が多いに決まってる。いや、出版社と弁護士の懐*か。ちなみにシールズ関係のチャリティー団体からは受け取り拒否声明が。それじゃ著者の思うツボだろ全額むしり取ってやれよ。

こいつにはさらに余罪があり、同僚を誘ってゲーム会社に情報を漏らしリアル装備を見せびらかしたかどで昇進停止、減給２ヵ月分の処分を受けている。もう金さえ積まれればテロリストの顧問にだってなりかねない売国奴だと自ら宣伝したようなものだ。精鋭中の精鋭がだ。

* 後日談：検閲すっ飛ばして出版したかどでお上の怒りを買い、見せしめに罰金４億５千万円の支払いを命ぜられ、利益のほとんどが吹っ飛んだ（そんなに儲けてたのかよ）ばかりか映画化権９千万円が宙に浮き、講演講座その他の企画も興行元が手を引いたため、自分の輝ける未来と名誉（そんなもんあったのかよ）が水の泡になったとして「大丈夫、問題ない」と太鼓判を押した弁護士を訴えているそうだ。悪銭身に付かず。本当にあぶく銭だったわけです。
だいたい偽名で機密流出本出すのもセコいけど、それが同じチームの別人の名前とほぼ一致ってのは他人に罪を着せる気満々だよな。

究極のイメージ商法

大統領が終身保証なのは税金の無駄使いではなく、任期終わってSPがいなくなった途端に家族もろとも暗殺されたり、あんまり自伝が売れなくて貧しくなったあげくインフォマーシャルに顔出したりしないようにする保険みたいなものである。

元合衆国大統領ともあろうものが残りの人生でスキャンダルに巻き込まれたりしたら目も当てられない。アレはイメージ商売なのである。国内外で死ぬまで威厳を保って欲しいのだから多少の生活費は渡さねば体裁が整えられぬ。全員がクリントンみたいに口がうまくて講演に引っ張りだこ、儲かり過ぎてウハウハ*とは行かない。

また家族も含めて顔も名前も居場所も周知なのでいつ報復に遭わないとも限らない。そのへんの安全が保障されなければ任期中に思い通りの政策決定など出来なくなる。

*　どうでもいいけどビル・クリントンと実際に会ったことのある女性で彼の悪口を言う人をヒラリー以外に見たことがない。特に初対面で短時間お話ししただけ組からの人気は絶大である。あんなスキャンダルがあってもそうなのだからよほど女性への対応が巧みなのだろう。人口の半分は女性なのだから余生は安泰とみた。SPなんか邪魔なだけだったりして。

俺、この任務が終わったらベストセラー書いて有名になるんだ

そもそも政府発表でビンラディン襲撃をしたのはネイビーシールズのチーム６とまで細かく言う必要があったとは思えないが、出てしまった情報は仕方がない。そしてそのせいで金と知名度（名声とは言えないと思う）の誘惑に勝てなかった人々が出現したと。
しかし｢俺、この任務が終わったらベストセラー書いて海の見える家買うんだ」なんて考えてる奴はフラグ立って死ぬどころか生き延びる為の打算が働いて同志のお荷物になりかねない。仲間を助ける為に手榴弾の上に被さったりなんか絶対しない奴と組むの、嫌じゃない？
ではそういった事態を回避する為にシールズの皆さんも一生働かずに暮らせるようにするべきだろうか？特別な任務をこなした人だけ？ひとつの任務に関わった人達は計画準備も含め膨大な数にのぼるだろう。どこで線を引く？

誰も知らない　知られちゃいけない

てゆーかさー、アルカイダの報復を恐れてシールズの精鋭にSP付けるってのもシュワちゃんにチャック・ノリスの警護付けるみたいなやり過ぎ感が否めないし、だいたい特殊戦部隊の人はチーム名も本名も何もかも秘密のはずだからデスノートだって怖くないはず。
著者近影付の暴露本出したり全国ネットのテレビインタビューで素顔出してペラペラ余計なことを喋らなければそう簡単に見つかるものじゃない。自分で「ビン・ラディンのこめかみを何発撃って仕留めたの俺、オレだから！」とか言っといて何が報復が怖いだ、バカかお前は。たとえそれが大ウソだったとしても守秘義務のせいで誰もアイツじゃないぜとは名乗り出てくれない。こうなったらスーパーMAXセキュリティ独房か証人保護プログラムにでも入って残りの一生自分がシールズだったと自慢できずに生涯を終えろ、自業自得だ。

有名なシールズは死んだシールズだけのはず

実際シールズの皆さんの名前はどこにも公開されていない（身内サイトのさらし者コーナーとwikiとアマゾンブックスを除いて）ようなので、自称SEALの猛者ワナビーが大量に出現して関係者は苦虫を噛み潰しているらしい。FBIの調査によれば現在生存中のネイビーシールズ一人当たり300人の偽物が横行しているという。何しろ現役退役含めると結構な数の（１万人を超える）シールズが世間に紛れ込んでいる。もちろん本物に出会う確率は車に轢かれるより低いが、存在を否定は出来ない。

沈黙の掟？知らねえなオレ偽物だもん

そんなこんなでバーテンダーがよく聞く口説き文句トップ10の堂々第一位は「俺、ネイビーシールズなんだぜ／だったんだぜ」。それ、自分で言って効くの？『俺トップ・ガン』は効かないよ（断言）。それにデルタ・フォースやアーミーレンジャーじゃダメなの？重い荷物持たせたりビンのフタが固いの開けさせる分にはどれだって一緒じゃん。
まあ男が自分でカッコいいと思う人物像*と女性が求める理想の男性像にはかなりな隔たりがあるだろうとは想像がつく。ジムに綺麗なおねーさんが入ってくると急にベンチプレス始めたりするのがいるけど、次使うから早くどいて、以外の視線は奪えてないし。全米のバーテンダーの皆さん、ぜひ「ナンパに成功したセリフ・トップ10」を哀れな男どもにご教示ください。

*　例えば同じ特殊作戦部隊でもデルタフォースは理論的なアプローチと科学的な手法を駆使した隠匿性の高い行動が多いが、ネイビーシールズは白兵戦や狙撃、急襲拿捕などスピードと破壊力でゴリ押し。どちらかというと暴力的なイメージなのでDVに怯える女性から見たら怖いんじゃないかな。「俺グリーンベレーだぜ」くらいににしといた方がよくね？

この辺モロ飛ばし記事です

一応訓練課程（BUD/S）は機密じゃないので修了した人物の名前は全て記録に残ってはいるものの、何期だとかその後の６ヵ月訓練も無事終わったかどうかとか何年にどこチーム入隊だとか一切無しで1943年からの分がアルファベット順でひたすら名前だけ載っているそうだ。アメリカ人の名前、特に男の名はたいがい聖書からとったものでありがちもいいところ。ジョンマイクボブビルリチャードデイビッドあたりでほとんど全てカバーできる。あげくに同じ名を略したり愛称化したりが激しく、「あーそれ僕ですよ、今の通称はXXXの略ですから〜」などと言えばいくらでも誤摩化せる。よほど変わった名字でもない限り、同じ名前がある可能性は高い。

プール検証

それだって訓練終えたってだけで実際仕事したかどうかはわからないんだけど、お前の名前なかったぞウソツキ！と胸を張って言える様になるには多少の調査が必要となる。なにしろネイビーシールズの記録にアクセス出来るのは大統領だけなのだ。本物が「あーあいつなら同じチームだったよ」と都合良く名乗り出て来てくれる訳もなく、ましてやなかったことを証明するのはとても難しい。ま、大抵は元軍人に一つ二つ質問させればシッポを出すだろうし、質問者が一般人ならスクーバの知識を尋ねてみたりとかプールの深淵に素潜ったまま数独してみろとかいえばすぐバレると思うけどねー。

そもそも大抵のニセモノは鍛え方が足りなくて一目瞭然ではないかと。シールズになるための選抜試験の参加資格の最低ラインが懸垂20、過去数年の参加者の最低レベルが29回。参加資格だからね合格じゃなくて。そんな肉体持ってるネイビーシールズDev Gru数名の前で何も知らない偽物が「俺はシールズチーム６の…」と最後まで言い終える間もなくのされたという伝説もありますんでまわりはよく見てから発言しましょう。

けど懸垂できるってことはこれ見よがしに大柄ムキムキなはずないからパッと見じゃわかんないな。危険な存在過ぎるぞシールズ。

ネイビーシールズ沈黙の掟

特殊部隊の一員となるには大勢のなかから選抜され厳しい訓練を受け専門知識と身体能力を高めて使命を全うできることを証明しなければならない。当然皆のなかに自負が生まれ、自分たちを律する不問律も生まれる。自分から望んで秘匿任務に就いたのだから自分たちが知りえた情報、行ったミッションについての全ては墓まで持っていくのがシールズにおける基本コード、掟のひとつである。

イニシエーションが大変なだけにそれを乗り越え、試練を共にする同志の連帯と結束は固い。国家に機密保持の宣誓をしようがしまいが、仲間内の掟、沈黙を守るという不問律を破れば裏切りに近い反感を呼ぶ。バラした内容によっては国の安全を揺るがす可能性もあるし、たとえどうでもいいトリビアだったとしても約束を破るという行為は唾棄すべき恥知らずなものとされる。美学とは言わないが、大抵の軍人は英雄としてもてはやされることなど一生ないのがわかっていても何かを守るために戦っている。それが自分の矜持だけだったとしても。

こうして大江戸捜査網かスパイ大作戦並みに無名の存在として死ぬ気で頑張ってた人達でもついつい喋っちゃうんだからとんでもない策謀なんてのはすぐバレて書類が大量に流出し、結果何も起こらず、起こったとしても次から次へとマスコミに身を売るやつが出て来るのがアメリカ流。陰謀論なんて言い出すのはそこが全然わかってない。

信者に何を言っても無駄

だいたい陰謀論大好き人間は何故「陰謀論で世間を撹乱させ政府の信用をなくす陰謀」論をぶち上げないのだろうか。あるいは「あなたが聞いた陰謀論は全部ウソ、ダメリカ国民をさらにダメにしようとする陰謀」「陰謀論はただ危機感を煽って本を売ろうとする作者の陰謀」って話はないのかなあ。自分たちが選んだ政治家（レベル一緒）なのにその政府だけなぜか用意周到に国民の目を欺き続け謀略と策略を巡らせ目的のよくわからない大事故を好きな時に起こせるなんて。自分に自信あり過ぎだよみんな。

たしかにアメリカにはアホも多いが、政治に限って言えば少なくとも日本とは比べ物にならないくらい真面目に本気で信じて行動している人が大勢いる。一般市民も政治に興味を持ち意見を持ち、積極的に世の中を変えようと行動に移す。ノンポリは褒め言葉じゃない。政治の結果は国民の生活に密着しているのだから興味がないとか無視するのは自分の未来を左右する選択と決断を放棄してるのと同じだ。政府が悪いと言うなら良くなるように行動して下さい。人生を真面目に生きてみようよ、たまには他人任せでなく。

不思議の国ニッポン

そして軍人も真面目に国民を、さらには友好国や任地の一般人を命を賭けて守ろうとしている。何もなくても訓練してるだけで死ぬ可能性だってあるのが軍隊。そうやっていつか来る非常時に備え毎日異国で頑張っているというのに、もし日本に何かあってもアメリカが必ず助けてくれるとは信じていないなどとシニカルなことを言おうものならほとんどの在日軍人がショックを受けるだろう。言わない方がいいよマジで。
何しろ今までも日本で大震災の度に空母を避難所や仮居住区に使っていいよ機材たくさんあるよいろいろ手伝えるよ病院作れるよと人道的に申し入れているのに毎回断られて日本人の思考回路に不審を抱いているからね。ごめん、救助と後片付けがほぼ本職の自衛隊ですらすぐには呼んでもらえない不思議の国なんだよここは。。。

トルコのご恩は忘れません

海外事変だともっと大変。ことが起きるとまず大使館領事館と鶴丸様が真っ先にお逃げ遊ばす日本と違い、たった一人の一般市民を救う為にシールズの皆さんが数名命を落とすかもしれなくても助けに来てくれるのがアメリカのいいところであり辛いところでもある。助けられるとは限らない。どう考えたって身代金の方が安い。だが金では済まないのっぴきならない事態の方が歴史には多いのである。

旧西ドイツのように重要人物を誘拐されていても問答無用でハイジャッカーを鎮圧したりおそロシアのごとく立てこもり犯は人質もろとも殲滅の憂き目に遭うとわかっていればいくらテロリストだって無闇に手出しはしない。駆け引きが出来ない奴を相手にしてもしょうがない。誘拐は商売、テロだって打算が働くのである。

そこのISISに身代金を払った国！お前らのせいでさらに人が死ぬんだぞ。あんなのが隣に越して来たらお前らだって困るだろうに、支援してどうするのだ。そうして得た潤沢な資金で肥え太った邪悪な団体は影響力を増してさらに多くの犠牲者を出す。だが金がなくなれば戦闘員も外国人も雇えず武力もなくなる。早く干上がらせないと取り返しがつかなくなる。

資金源のひとつ石油の密売はロシアも売りたいお年頃だしアラブ産油国もシェール潰しで生産量統制やめたしで旨味はかなり減っただろうけど。え、シェール潰しも陰謀論？それにしちゃ誰も文句言わないね燃料安くなる分には。

テロリストの皆さんは読んじゃ駄目

あとこれ書くとヤバいかもしれないけど（中東のヤバい連中に気づかれたらヤバいという意味で）アメリカを恐慌状態に陥れようとするならペンタゴンや議事堂なんか狙ってもしょうがない。あんな世間から乖離したとこで何が爆発して何百人死のうが誰も怖がりはしない。ホワイトハウスや自由の女神像に至っては傷つけようものならアメリカ人を怒らせるだけである。

だがスクールバスが一台吹っ飛んだら。主におじさんだらけの経済人が数千人詰まった高層ビルが倒壊するよりも、平和なはずの郊外で子供が数人死傷することの方が段違いにアメリカ市民の恐怖心を煽ることは間違いない。子供を持つ親はパニックに陥るだろう。今現在アメリカでは女子供の命の方が稼ぎ頭の男よりずっとずっと重い。子供が危険にさらされるくらいならおとなしくテロリストの言い分を呑んでくれとの感情論が（水面下で）沸騰しかねない。それが出来ないなら全ての戦力をテロ掃討に費やさざるを得なくなる。セキュリティ過多で国が麻痺する。泥沼である。

アメリカにとって幸いなことに中近東辺りに住んでいる連中にはそんな発想は絶対に出てこないしそもそも理解出来ないだろう。海外に留学した誰かが思いついたとしても男性至上権威主義宗教石頭どもの賛同が得られず、結局ガードの固い政治家や軍事施設あたりを狙って失敗するのがオチであろう。だが外国人を戦闘員に仕立て上げた場合は別だ。彼らには自分の国の事情が理解できるのだから。今のところは考えの浅い若者や世間の常識をわきまえているかどうかあやふやな人物が多いようだが油断は出来ない。

なんかもう正月早々愚痴っててすみません。しょーがない、気晴らしにまたおちゃらけ路線ね。想像はついたでしょ。

私を愛したスパイ

自称シールズとの邂逅はまだだが、自称引退スパイ（まだ若い女性）となら会ったことがある。とっさにアラビア語まで喋れてたから嘘じゃなかったかも。ストレスが多過ぎて辞めたという。むべなるかな。どう見てもハニトラ要員ではなかったが、非常に頭が良く気のきく人物だった。当たり前だ。気の利かないスパイならもう死んでるかよその国のムショにぶち込まれてるだろう。また会って話したいと思わせる人だった。単なる大嘘つきかもしれないが、それはそれでエンタメ。騙される方に隙がある。大抵の人間は日常に倦み非日常を渇している。ぶっ飛んだネタで気分よくトリップしたがっているのである。

人間ブルドーザー（計算機オプション）

あるまだ若い女性。こちらは会って話した皆に大変煙たがられていた。本人は私美人で頭いい、と思っていたのでまったく気にせず意に介さず他人を蹂躙しつつ人生を謳歌していたという。この女性のお姉さんが辛抱たまらず一計を案じた。

なんとかこいつの高慢ちきな鼻を今のうちにへし折らねばならない。一度こっぴどく男に捨てられるなりして被害者の立場を味わわない限り、この女は一生他人への配慮を知らずに人間ブルドーザーとして走り回るのではないか。真っ先に轢かれるのは身近な人間。遠く離れたつもりでもサイドブレーキをかけておかねば坂の上から転がり落ちて来ないとも限らない。

そういうわけで同じく辛抱しかねている妹のルームメイトと一計を案じ、高校時代の友人で士官学校に行った男を召喚。この男は正義を信じているので、謙虚で親切が売り物だった自分が頼めばイヤとは言うまい。このへんはさすが姉妹と言うべきであろう。

とにかく元級友に高慢女をたらし込ませたあげく捨てさせようというのである。ただし士官候補生は忙しいし、身の上がバレたらセクハラの一声で人生オワタになってしまうのでもう少し結婚詐欺師風に行くことにした。あり得ない設定を状況証拠で固めて信じさせるのである。

謎の崇拝者あらわる

まずこの男はスパイであり、職業上の理由から当然本名や住所は教えられないが一目惚れしてしまったというラブレターを届ける。今と違ってネットもないし位置情報付きの写メなんか送れないのでその手の工作はもっぱら手紙。外国や遠隔地に行く機会の多い士官候補生にはうってつけの役割。

最初は秘密の崇拝者からあこがれの君♡へのお手紙なんてウソくさいこと誰も信じやしないが、何しろルームメイトがモグラなのだから行動は筒抜け。見た事もない相手が一介の女子大生である自分の事を知っているばかりかどこそこに休暇で行ったとまで手にとるように知れている。フェイスブックなんか影も形もない時代、どうも情報収集能力は並じゃない。

しかも世界中から絵葉書や手紙が舞い込んで来る。手紙の切手も消印も押しも押されぬ本物の外国のもの。本当にスパイだったとしても不思議じゃない。まさか外国から届いたのはガワだけで中身が自分を嫌い抜いている同室の女がタイプしたメイドインUSAなどとは思いつきもしない。

しょうがないわ、そんな事がないとは言い切れないわよ、だってアタシこんなに美しいんですもの。もともと根拠のない？自信にあふれかえった人物であるから釣り針を飲み込むまでの時間は大層短かった。

プリンス・クヒオ再来

一度信じさせてしまえば後は簡単。姉とルームメイトはタカビーの趣味も好みも知り尽くしており、どんな言葉や行動に魅かれる女かよくわかっている。ここぞとばかり架空の人物像をおもうさまに捏造。ストライクど真ん中のタイプの男の顔写真を手紙に入れて送る。何しろ男ならいくらでもいる学校の人間の手引きがあるのだからよりどりみどり。遊びに行って適当な奴を撮ればいいのだ。今と違い肖像権などとうるさく言う奴など存在しない。だいたい男は不倫相手と一緒でもない限り写真撮られようがどうしようが今だって気にしない。

士官候補生の方はどうかというと、んなアホな設定が丸呑みされた驚きに最初のかすかな罪悪感は露と消え、ついつい上のゴールを目指してしまう士官候補生にありがちな性分が限界への挑戦という目標に向かって動き出してしまった。
手紙を自筆で書き始める。旅行や遠征試合のない時期は高校時代の留学生友達（アメリカの高校にはいろんな国からの留学生が来ます）に手紙を転送してオーストラリアやフィンランドなどから投函してもらう。細工は流々。

これで落ちないなら電話も辞さずの覚悟だったが、さすがに最初の電話はちょっとドキドキものでハードルが高いのではと心配した姉。何しろ根が素直な士官候補生、真っ向勝負ではあえなくブルドーザーに押し潰されないとも限らない。
で、前哨戦として留守電に聞いてる方がむずがゆくなるような短い伝言を残して様子を見たところ、その頃には既にタカビ子ちゃんは会ったこともないイケメン国際スパイに惚れていたらしく問題なくうっとりしてくれた。こうなるとプリンス・クヒオ大佐の孫弟子くらいの気分。偶然にも手紙の来る時期が一定でなく、間隔が空いたりしたのも焦らしに一役買った様子であった。単に学校が忙しかっただけなんだけどね。

審判の日

こうして妹の対スパイラブラブ度は急上昇。「仕事柄君に迷惑がかかるといけないから他の人にはくれぐれも内緒にしてくれ」と書いてある” 彼 ”からの手紙を「内緒よ」といいつつ自慢げに見せられるルームメイト並びに寮友。
あたり一帯に立ち籠める「こんなカッコいい大人の男に心底惚れられてるアタシって凄過ぎ」波動に辟易しながらも笑いをこらえ、いつか来る審判の日の為にひたすら燃料を供給し続ける。

「すごーい、さすがタカビ子ねー。世界をマタにかけて活躍してる人ならいろんな女性を見てるはずなのに、それでもタカビ子が一番なのねー」
多少棒読みでも本人は舞い上がっているので気取られはしない。

おかげで「謎の崇拝者」(シークレット・アドマイアラー)は妹周辺で知名度を獲得し始め、あとはいつ真実という名の爆弾を投下するかだけが姉とルームメイトと事情を知る寮内の女子数名のひそかな楽しみとなっていった。女の子ってイケズ♡

そして最後通牒、男からの別れの手紙。突然のことにもちろん混乱し怒る妹。ここで涙でも見せる可愛げがあればもしかしたら男の方も良心の呵責に負け情にほだされて本物のカップル誕生にならないとも限らないのだがここはアメリカ、そんな気弱な展開はない。
「アタシが捨てられるなんてあり得ない。誰かが妬んで邪魔しようとしてるんだわ。まさか！」あらぬ嫌疑をかけられたルームメイトはここを先途と今までの工作を暴露する。「手紙の主は私だよ。スパイ信じるとかあり得なーいw　あんたバカぁ？！」

地獄の黙秘録

幸いなことに候補生はその場に居合わせていないのでその後どんな修羅場が展開したか詳細は掴めない。知っていることといえば元ルームメイトからの感謝の言葉と手焼きクッキー詰め合わせに姉の笑いながらの激賞だけ。どうも妹は姉の思う壺に嵌ったようだ。
よせばいいのにまわり中に自慢してしまった妹としては偽スパイ事件を真っ向からバラされ笑いものになるか会ってもいない男に捨てられたとしてお茶を濁すかのどちらかしかない状況に追い込まれたわけで。妹に送った手紙群の一部は姉から寄付され今も候補生の実家に若さ故のアヤマチの記念としておいてある。事情を知らない人間が中身を読んでも「？？？」となることだけは間違いのない内容だ。

信じるものは救われぬ

手紙ぐらいで信用するやつがいるのかとお思いでしょうが、なんと今でもネットでしか知らない相手といつの間にか恋仲となり、あろうことかマスコミの前でばあちゃんとその婚約者が相次いで死んでしまって悲しみに打ちひしがれてるなんて言っちゃったフットボール選手がおります。若きホープを襲ったダブル悲劇。そんなおいしいネタに食い下がらないマスコミはありません。

設定盛り過ぎな件

が、よりによって9/11に交通事故死したというその白血病の薄倖の美女（スタンフォード在学）とやらの消息がいっこうに掴めない。少なくとも現実世界では。これはこれで別の旨味があると睨んだ記者どもが若者を追いつめます。どうやら本人はその嘆きの乙女の存在を本気で信じていた様子があり、オンラインじゃホントに女かどうかもわからないのにとの当然のツッコミに、デ、デートしたことあるもん！などと口走ったもののマスコミの執拗なお調べの前に不在証明がなされ大恥をかいてしまいました。可哀相に。

なんか２−３年前の話なので細部覚えてないけどだいたいそんなだったような。恋は盲目とは言いますが、そろそろバレンタイン・デイに向けて華麗な恋人をお捜しの皆様、どうぞ謎の美女や諜報部員やネイビーシールズ隊員からの突然の愛の告白メールにはくれぐれもお気を付けて。